【本】チカのふしぎなアルバイトというほっこりする本
こんにちは。
&フォークです。
駅の改札内に本棚がある光景を、あなたは見たことがありますか?
僕は初めてでした。
(JR八高線という路線だったと思います)
町のボランティア(公民館みたいな?)によって本が寄付されているようで、いろいろなジャンルの本がありました。
小説やライトノベル風な本、ビジネス書みたいなのもあったはず。
30分に1本くらいのペースで運行しているような路線(タイミングの問題)だったので、
せっかくだから読書させていただきました。
それが「チカのふしぎなアルバイト」という本です。
チカのふしぎなアルバイト
まさかのTwitterでもつぶやいちゃうという。
チカのふしぎなアルバイト
— &フォーク🍴🎸📷 (@andfolk) 2018年11月10日
サッと読めるお話でした。
チカちゃんみたいな気持ちになれれば、大人になってもきっともっと楽しいのだろうと思います。
おねえさんが かっこよく みえるのは おんなのこ あるある なのかな。 pic.twitter.com/XVI1rFOCGm
幼稚園の年長さんから小学校低学年の子でもサラリと読めるような内容になっていたかと思います。
というのは、
文字がほとんどひらがなだったからです。
僕は子供の頃にたくさん本を読んでいたタイプではないと記憶していますが、
きっと子供にも読みやすく書かれている本だったと思います。
※僕は10分ちょっとくらいかかって最後まで読み終えたと思います。立ち読みです。
内容は、
チカという女の子がママと一緒に行ったバーガーショップでちょっと不思議な体験をする、
といった感じです。
チカは小学校に上がる手前くらいの女の子だったと思います。
バーガーショップでアルバイトをしている近所のおねえちゃんを見て、
「かっこいい!」
と感じる所から物語は始まっていくのです。
タイトルにも「アルバイト」という言葉が入っているので、なんだかリアリティのあるお話です。
女の子に限らずだとは思いますが、子供の頃見ていた周りの働く大人はかっこよく見えたものです。
その時は「働いている人」という感覚で見ていなかったと思いますが、
仕事をしている人がかっこよく見えたことがあるのは間違いないと思います。
チカももれなくそういう眼差しで、アルバイトをしているおねえちゃんを見ていたのですね。
そこからが子供ならではの発想なのだと思いますが、
「私もアルバイトしたい!」
と言うチカ。
良いですね、素敵な姿勢だと思います◎
見つめているおねえちゃんも同じ気持ちであれば良いのですが…。
そんなことを言うチカに、ママは言うのです。
「チカにはむりむり。」
気持ちはわからんでもありませんが、たぶんきっとあんまりよろしくない言い方な気がしますね。
わかりませんが。
そんなことを言われて多少ひるむチカですが、お店が混んでくると店内におねえちゃんの大きな声が響き渡ります。
「誰か、アルバイトをしたい人はいませんか~?」
そこで真っ先に手を挙げるチカ。
といっても、手を挙げているのはチカだけ。
そんなことでおねえちゃんの隣のカウンターに立つことになるチカなのですが、
ここからが不思議なアルバイトのはじまりはじまり…。
「おねえちゃんの真似をしていればいいから。」
と言われ、頑張ってみようと思うものの緊張がスゴくて声が出なかったりして。
ドキドキまごまごしていると、
目の前に現れたのは怪獣のお客さんで…。
みたいな感じで、いよいよ不思議なアルバイトが始まっていきます。
どうやら年長さんというよりも、
小学校低学年から読める本のようですね。
絵本ほど絵は多くなく文字がそれなりにある感じなので、一人で読みきったときの子供の達成感は多少あるのではないかと思われます!
こういう本を子供の時にもっとたくさん読んでいれば、なにか発想が今とは違ったのかなぁなんて思わせてくれる本でした。
短編読みきりの本を読んでいるような気分になれたりして、
子供でも居れば一緒に読んでも良いかなぁとも思いました。
子供でも居れば、ね…。
子供の心に伝わる作品というのは、やはり素直であったりストレートであったりする気がします。
それは子供とか大人とか関係なく大切なことなのかもしれないなぁとも思う僕が、
この本を読んでいる最中に現れました。
難しいことを伝えたいんじゃない。
伝えたいことを伝えたいんだ。
それが難しくややこしくある必要はないですよね。
難しくややこしいのもたしかに面白みがあるけど、
伝えたいことが伝わらなければそれはもったいないですよね。
子供向けの本でも、感じられることはまだまだありそうだなぁと思いました。
電車の隣に座っているおねえちゃんのシャンプーの匂いが、
なんだか強く感じられるなぁ。
それでは、また。