&フォークの分数人生

30代のシンガーソングライターがのんびり書き綴るエッセイ

【ニオイと記憶】好きなニオイ、苦手なニオイ。

こんにちは、

&フォークです。

 

電車を利用する人にとって、車内での騒音と同じくらい気になってしまうのがニオイですよね。

 

電車内で通話をしている人の声やイヤホンからの音漏れもたしかに気になります。

 

でも自分の耳を塞ぐという比較的シンプルな対処がしやすいですから、なんとか回避できなくもないと思っています。

 

しかしニオイはどうですか?

 

うまく対処できていますか?

 

 

僕は、けっこう対処が下手くそでモヤモヤしてしまいます。

 

「車両を移ればいいじゃん!」

「鼻で息すんな!」

 

などのご意見が飛んできそうですが、それは僕もその通りだと思います。

音源ならぬニオイ源から身を、鼻を遠ざけるのが最も手っ取り早いでしょう。

 

だけどもだけれども、身動きがとれない場合どうしましょうか。

 

まさに「鼻で息すんな!」ということになっちゃいますよね。

でも、なんだか苦しいですよね。意図的に口呼吸をするのって。

 

 

『あぁ、鼻でも詰まってくれないかな?』

 

って思ったり思わなかったりもします。

 

 

対処法もあるしなんやかんやうまくやっていける感じなのでもはやどうでも良いのですが、先日ちょっと珍しいニオイと遭遇しました。

 

 

青いラインの電車に乗っているとき。

 

駅に着いてドアが開き、乗り込んできた60代と思わしき男性からニオイが…。

 

そのニオイというのが、公共トイレの石鹸のニオイでした。

(僕の嗅覚はそう判断しました)

 

寒くなってきたこともありコートやダウンを羽織る人も多い時期だったので、なんとなくタンスっぽいニオイや衣替えを感じるニオイは納得できたのです。

 

その中に急に公共トイレの石鹸のニオイ。

 

僕は驚きました。

 

「駅のトイレで上着でも洗ってきました!」

 

と言わんばかりの公共トイレの石鹸のニオイ!

(僕の嗅覚はそう判断しました)

 

かなり驚いたのでそのニオイ源と思われる60代くらいの男性を目で追ってしまっている僕がいました。

 

その後は車内でニオイが気になることはなかったのですが、とにかくファーストコンタクトで驚きました。

 

 

生きているとこんな形で公共トイレの石鹸のニオイとも出会うものなのだなぁと。

 

 

ニオイというのは、良し悪しがあると思います。

 

どんなに素敵な香り(つまりニオイ)でも香り方が強いと刺激が強いので、なんだか不快です。

 

付け過ぎの香水とかね。

 

排泄物のニオイでも我が子のブツだったら多少理解できるとかね。

 

タバコのニオイだってそのニオイをまとっているあの人が好きということもあるでしょう。

(時代が古いか…)

 

 

一口にニオイと言っても、状況によってその感じ方は大きく変わりますよね。

 

 

最後のキスはタバコのフレーバーがしたりするのも、なんだか大人な感じもしますもん。

 

 

ニオイは「鼻」で感じるので脳に近いから記憶とも結び付きやすいというようなことも聞いたことがあります。

 

ニオイに対する良い印象、悪い印象というのはそのニオイとの出会い方によって大きく左右されてしまうのかもしれませんね。

 

だいぶ前に、営業の仕事をしている人が名刺にアロマみたいなものをスプレーしてから名刺交換するというようなやり方を聞いたことがあります。

 

自分という商品を覚えてもらう営業さんの、顧客に対する原始的な部分に訴えかける手法のひとつでもあるのかもしれません。

 

 

話は散らかりましたが、とにかくニオイというのは意外と強烈な存在ということです。

 

少なくとも僕にとっては。

 

 

あの公共トイレの石鹸のニオイをまとったおじさんは、どこに向かったのかなぁ。

 

 

こんなことを思い返してしまうくらいニオイと記憶は結び付きやすいということなんですね。

 

僕も自分の発するニオイにはかなり鈍感ですが、上手にケアしながら好印象に繋げていきたいと思っています!

 

 

基本的には、

香水の香り<シャンプーの香り

の方が清潔感があって好きです。

 

 

聞いてないって?

 

 

それでは、また。