&フォークの分数人生

30代のシンガーソングライターがのんびり書き綴るエッセイ

自分が時間を知りたいから人の腕時計を覗きに来るオヤジ

こんにちは。

&フォークです。

 

とある場所でのこと。

 

ちょっとした作業(立ち仕事)をしていると、少し小柄な男性がソワソワしながら近づいてきました。

 

なんとなく僕に何かを求めているのは近づいてくる段階で感じた(なんかそういうのってわかりますよね?)のですが、こちらは多少込み入っております。

 

その男性は僕の横に来て何か言葉を発していたのですが、あまり聞き取れずなんだろう?と思っていると僕の腕時計を覗きこむように顔を近づけてきたのです。

 

覗きこむようにというより、覗きこんできたというべきでしょう(笑)

 

なるほど。

今現在この世が何時何分を刻んでいるかを知りたかったのですね。

 

『19:30!!』

 

と口で言いました。

 

『ですよ』という言葉を使うこともなく、言い放った形になりました。

 

ヤな感じの人だと思われたかもしれませんが、人はみな鏡。

 

僕にとっては僕の腕時計を覗きこんできた男性がヤな感じの人と思えたのです。

 

時間を教えることはできる状態でしたが、なんとなくそうなってしまったのですねぇ。

 

普通に「今何時?」って聞いてくれたら、『ですよ』をくっ付けてあげたられた気がするなぁ。。。

 

 

でも、その男性が去って行くときに軽く頭を下げてくれたように見えたので良しとしましょう。

 

そういう細かいことばかりを気にしてしまう僕のような男は、彼のことをオヤジと表現してしまうことがあります。

 

すまねぇ、おやっさん

小さいのは僕の方ってやつですかね。

 

どんなときも誰に対しても同じような姿勢でいられる男になりたいものです。