【平成最後の夏期講習】テーブルB<教育・コミュニケーション>のディスカッションを聞いて
こんにちは。
&フォーク(@andfolk)です。
平成30年7月31日。
日本の社会全体の問題、課題を解決していく為のオープンでかつ楽しい話し合いが、ネットで生配信されました。
それが「平成最後の夏期講習(社会科編)ー人生100年時代の社会保障とPoliTech」です。
★「平成最後の夏期講習」とグラフィックレコーディングについての全体的な感想については、こちらの記事で書いておりますのでよろしければあわせてご確認ください。
andfolk-kokorokorokoro.hatenablog.com
今回のこの記事では「平成最後の夏期講習」のテーブルB「教育・コミュニケーション」のディスカッションを見た僕の感想を書かせていただきます。
この後ご紹介する生配信のアーカイブ映像を見ていただくことで、あなたの未来への気持ちが今よりもさらに前向きになっていくきっかけになればとても嬉しいです。
平成最後の夏期講習 テーブルB<教育・コミュニケーション>の動画
まずはその動画を見てもらうことが何よりも大切かと思いますので、ディスカッション動画のリンクを貼らせていただきます。
◆2018/08/07追記◆
YouTubeでも視聴できる様になっていましたので、追加でリンクを貼らせていただきました◎
テーブルB <教育・コミュニケーション>
【平成最後の夏期講習】ディスカッションB:どうすれば多様で自由で信頼性の高いメディア空間を創れるのか? - 2018/07/31 20:45開始 - ニコニコ生放送
第一回 平成最後の夏期講習(社会科編)B:教育コミュニケーション - YouTube
【資料(PDF)】
教育コミュニケーション_佐々木紀彦さん_ケース付き.pdf - Google ドライブ
この「平成最後の夏期講習」のスゴい所の一つでもありますが、それぞれのチーム(テーブル)のディスカッションがそれぞれ生配信されていてニコニコ生放送のタイムシフトで今からでも見ることができます。
その他のリンク計5つについてはコチラの記事に貼っておきますので、お時間を見つけてこちらも合わせてぜひご確認ください。
テーブルB<教育・コミュニケーション>の感想
テーブルB 参加者一覧
テーブルBで議論を交わす方々を、ニコニコ生放送の詳細から引用させていただきます。
・NewsPicks取締役CCO 佐々木紀彦(チームファシリテータ)
・読売新聞東京本社編集委員 猪熊律子
・PLANETS 編集長 宇野常寛
・東京大学 情報理工学系 准教授 川原圭博
・株式会社LOUPE 代表取締役 浅谷治希
・カドカワ株式会社 代表取締役社長、株式会社ドワンゴ取締役CTO 川上量生引用元:
【平成最後の夏期講習】ディスカッションB:どうすれば多様で自由で信頼性の高いメディア空間を創れるのか? - 2018/07/31 20:45開始 - ニコニコ生放送
ディスカッションを聞いての感想
耳と印象に残った内容になってしまいますが、僕なりの感想を簡単に書きます。
(ディスカッションの内容との順序はリンクしておりません)
教育は「教師」だけでは全然足りない。
当たり前と言えば当たり前ですが、学校で学び得られるものだけでは教育としては不足しているという問題があるようです。
全国の教師というお仕事をされている方々は一生懸命やってくれていると思いますが、それでも「教育」としてはまだまだ足りていないということらしいです。
というのも、色々な世の中の問題や社会の仕組みなどを子供達に伝えていく(教えていく)のに、 教師一人一人の持っている知識や情報だけではどうしてもカバーしきれない部分があるという事だと思います。
教師が悪いのではなくて、制度に問題があるのではないかという事なんだと思います。
きっと先生によって得意分野、不得意な分野があるはずですし、各分野のスペシャリストがそれについて伝えてくれる方が濃厚な情報を知ることが出来たり、帯びている熱を感じることができるのではないかという考えだと思います。
たしかに、森や山に詳しい人に海について詳しく聞くというのは少々難しい様な気もします。。
いかにその分野のスペシャリストの方々の情報を「教育の現場」に流し込んでいけるかが一つのテーマになっていくかもしれませんね。
教師が「社会の現実」を知らない場合が多い
教育の場では、世の中の現実を伝えていくことが大切。
だけど、教師の多くが社会の現実を知る前に教師になっているパターンが多いのでそこをしっかり伝えられないという問題。
サラリーマンやフリーランス、実業家から教師になっている人は、かなり少数派なのでしょう。
そういう幅広い経験をしてきた人が教壇に立ってリアルを伝えてくれるという機会を増やしていければ、子供達の未来への考え方や発想がより刺激されていくのではないでしょうか。
社会科見学も遠足みたいで楽しかったのと同じ様に、社会の大人たちの本音の部分を上手に教育に反映させるということもかなり大事なのかもしれません。
それは夢を見るなということなんかではなく、できるだけ多くの情報を持った上で自分の、自分たちの未来を切り拓いていってほしいという社会の仲間達からのメッセージなんだと僕は思います。
変な話ですが、アルバイトしながら夢を追うミュージシャンや下積み中の若者、大人のリアルな生活環境なんかを子供達に話していくことだって世の中の現実の一つを知ってもらうことに繋がるのではないかと思います。
工業社会ではなく「情報社会」に適応する教育をすべき
大人になるということは「鈍感になること」、「ウソを飲み込めるようになる」ことだ。という教育が行われているのが問題である。
この辺の話をしているPLANETS 編集長 宇野常寛さんはちょっと尖った意見を言っている様にも思いますが、突いている部分はやはり痛い所だと思います。
アルトリコーダーを習わせられることが、大人になって必要かどうか。
音楽の力を養うなら「鍵盤」を使って学ばせるべきだ。
など、たしかにその通りのように思います。
鍵盤を使う方が理解するのは簡単だろうし、わかりやすそうです。
僕も音楽の専門学校ではアルトリコーダーではなく鍵盤で音楽理論を学んだものです。
決められた箱の中で過ごしていくことに慣れさせていく教育がなされている様な感じらしく、
この箱はなんか違うから別の箱を探してそこでやってみるという発想を尊重してあげにくい雰囲気や環境になっているのではないか、
とも言ってくれていると思いました。
たぶんそういうところが、「鈍感になること」に慣れさせていくという部分に繋がっているのかな。
それも時には必要なことかもしれないけど、もっと必要なことってきっとあるよね。
自分が一番輝ける場所を探す為に人と違うことを突き詰めていくことって素敵なんだよっていうことを、心から思っている人が一人でも多く存在して子供にも大人にも伝えてくれる環境を作ることが大切なんだと思います。
それが出来てきつつあるのがSNSでの情報発信と情報収集なのではないかと感じています。
インターネットが生み出したかなり大きなメリットなのではないでしょうか。
社会保障のことを子供が学ぶ為には
教師としての立場の人達がその分野に詳しかったり、適した情報を得られる環境を持っているかどうかが大事になってくる。
あとは、家族の会話の中でその話をするかというところも子供に影響していくそうです。
たしかに、社会保障や政治の話を普段から気軽に口にするような家族であれば自然とそういうものの言葉や流れに耳が慣れていく様な気がします。
これは言語を学ぶ時と似ている様な気がして、英語を話したかったらとにかく英語にどっぷり浸かることに通ずるのかなと思います。
恥ずかしがらず間違っても良いから話して、わからないなりにとにかく聞き続けることで耳や体が英語に慣れていくのかななんていまだに思っています。
日本語を覚えていったのも家族が日本語を話し続けてくれていたからかな、と思うので多少は似ているのだと思います。
【徴教師制】によって誰しもが教師をやる期間を作れば!?
- 教師の数を減らす
- 教師の質を上げる
- その分、教師の給料を上げる
強制的に教師になる期間を作れば色んな人達が先生になることで幅広いことを子供達に伝えていける可能性があるという、なかなかの極論が出て来たなと思います(笑)
今の教師の人が悪いというよりも、教師を取り巻く環境であったり教育現場の環境を進化させていくことがとても大切なのではないかという意味なんだと僕は思いました。
教師になんて絶対になりたくないと思っている様な人にこそ教壇に立ってもらって、リアルな目の前のことや社会、世界のことを伝えてもらうということは、大人よりも長く未来を生きていく子供達にとってよい刺激を与えられるとは思います。
その為のルールを作ることは、もちろん大切ですよね。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
「平成最後の夏期講習」のテーブルB「教育・コミュニケーション」のディスカッションでの課題は【現実を知る、伝えること】なのだと思います。
ほとんどが「教育」についての話に絞られていたと思います。
教師の数はたくさんいる。
子供の数は減っている。
それでも本当に為になる教育ができていますか?
という問題だったのかなと感じました。
それは教師の能力が問題なのではなく、1クラス30人を一人や二人の担任制で教育するという環境そのものがかなり難しくなって来ていて時代にそぐわないのではないかという問題提起だったように思います。
四角い箱に綺麗に詰め込まれた均等なミカンを作るのではなく、
色も形もサイズもバラバラで、綺麗に陳列されることなんて考えたこともない存在が育っていくような環境が求められているのかもしれませんね。
時代は一秒一秒、ゆっくりと大きく変わっているということなんだと思います。
機械は機械によって作ることが出来る様になってきている今、人間という生き物が人間であることの最大の強みを活かして生きていく為に必要なことを誰かに教わりながら自分で学び進めるという力や頭を育てていくのがこれからの教育のテーマの一つなのかもしれませんね。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます!
僕の超勝手な感想だったのでなんとも言えない感じだったかもしれませんが、これが1人で黙々と文章にしている為に起こりうる現象だと思います。
こういう意見を、またそれぞれが持ち寄って話し合って行くことが課題の解決の為の前進になると信じて自分の意見を表に出して行くという行為を続けていこうと思います◎
この「平成最後の夏期講習」ですが。
もしかしたら、「秋期講習」や「冬期講習」、「春期講習」なんていうのもあるかもしれません。
その時はまた参加してみると良いと思います。
そしてそういう話し合いでやるべきことややってみた方がよいことが見えて来たら、やってみるのです。
やらなければ机上の空論になってしまいますよね。
だから最後は、
やるか、やらないか。
平成最後の夏期講習。
— minowa2.0/箕輪厚介 (@minowanowa) 2018年7月31日
日本最強メンバーが集結した。
最後の落合陽一の言葉、
「結局、やるかやらないかだ」
が全てだ。@ochyai
「自分にできること」から、やっていきましょう!
それでは、また!
平成最後の夏期講習のYouTube
YouTubeの埋め込みができなくなっていたので、リンクを貼らせていただきました◎
第一回 平成最後の夏期講習(社会科編) メインカメラ - YouTube
おまけ:平成最後の夏期講習を受けて、感想を喋りました。
平成最後の夏期講習の生配信が終わった直後、なんだか何か動きたくなって流れのままYouTube Liveで感想をちょっと喋りました。
&フォークの声ブログ。#8 「平成最後の夏期講習」を見て: https://t.co/ll9KbR3d5T、@YouTube
— &folk🍴🎸📷 (@andfolk) 2018年7月31日
僕の話している内容はだいぶ薄っぺらい感じではありますが、それは置いておいて。
僕みたいな個人の人の意識が少し変わるだけで、日本はなんとかなるという可能性が充分にあるのではないかと思えました。そういう気持ちになれるだけでもとても有意義な生配信だったと思います。
お時間のある時にでもチェックしてみてください!
とは言いつつも、やはりあの言葉に尽きます。
結局はやるか、やらないかです。
何事にも通ずる、シンプルなことですね。