逃げながらも『居場所』を作り続ける人=家入一真(我が逃走を読んで)
こんにちは。
&フォークです。
ゆっくりではありますが、徐々に気になる本を読み進めることができています。
最近では家入一真さんの我が逃走という本を読みました。
僕の中ではCAMPFIREというクラウドファンディングの会社(Webサービス?)や、とっても簡単にネットショップを始められるBASEというECサイトの人(実際に主に作ったのは別の方だったかな?)というイメージの方です。
どちらもかなり有名なので知っている方も多いのではないでしょうか。
そういうサービスの存在を知ってから家入一真という人の存在を知った僕ですが、いくつかの本を読んでいくうちにその名前がちらほらと出てくることに気付くのです。
そしてちょっと気になって調べてみると何冊か本を出されていることがわかります。
そして最近読んだのが我が逃走という本になります。
IT企業を起業しジャスダックに上場してからの約10年の家入さんの人生について書かれている本、という認識でざっくり合っているかと思います。
結構な振り幅のある生き方をされていたようで、どんどんと読み進むことができました。
というのも、去年か一昨年くらいに家入さんの別の本も読んでいたことで彼の人生の少しばかりを覗かせてもらっていたからすんなりと読めた部分もあると思っています。
それがこんな僕でも社長になれたという本です。
こちらは、家入さんの少年時代から起業をして上場を迎えるまでが書かれていたと思います。
中学生の頃に人生に大きな影響を与えることが起きて、いわゆるマイナーな生き方をすることになってしまいながらも迷い悩みながらもがき、そして逃げて逃げて逃げて…。
めちゃめちゃ人間らしい部分がさらけ出されていた本だったと思います。
家入さんが若いときにインターネットに出会いプログラミングを学んだことによってIT企業を作ることになるわけですが、その後十数年間で様々な事業を展開します。
そして紆余曲折、本当にいろいろなことを経験して改めて強く感じたことが『居場所がない人の居場所を作る』ということの必要性。
本を読んでいくなかで僕は、家入さんがそういう存在が今の時代には必要なんだということを強く感じているのだなと思いました。
本の中でも自分は遅刻もするし物も無くすしダメ人間だみたいなことを書かれていますが、そういう弱さみたいなところがオープン(滲み出ると言った方がいいか)である人がそういう居場所を作っているというところも心を惹き付けられます。
インターネットを使ってリアルな世界で人を救っていってるということは、なんだかとても健全で美しくて頼もしいと思えました。
僕は情報に相当疎いタイプだと思うのですが、さきほど紹介した2冊の本を読むだけでもかなり多くの人に影響を与えた人なのではないかと思います。
ネットでの炎上も多い方らしいですが、それと同時に強く励まされて仲間になる方もいたとのことです。
今までのルールや風潮に逆らうような行動もあったようなので、そこをつつかれたり向かい風を浴びることも多かったと思います。
しかしその核には、辛い思いや苦しい思いをしている人へのやさしいメッセージが込められているということがよくわかる本でした。
本を読むまでもなく、家入さんの発信をしっかり受け止めていればそう思えるのかもしれませんが、情報というのは受け取り方が難しいですし個々の判断によるところも大きいですよね。
だから、僕は本を読んでよかったと思います。
ゴボウになっても、逃げながらでもやれることをやっている姿はとても勇気をもらえる存在です。
そんな人だからこそ、やさしいかくめいを起こせる人のひとりなのかもしれません。
本の内容はシンプルに面白くて(人様の人生を面白いというのもなんなのですが…)読みやすくなっていると思うので、興味のある方はチェックしてみてください◎
ロリポップやペパボなんかの言葉でピンと来る方には、特におすすめできそうな気がします。